買い手の数を売り手より増やす仕掛け

4つの仕掛け

①イノベーション

どこにも売っていないような、斬新で目新しいものを作る。売り手はあなたしかおらず、それを求めるニッチな市場が生まれる。かくして、1人の供給者に対して、多くの買い手が存在する状況が生まれる。

②人間関係

あなたが買い手と強い結びつきを築くことで、買い手は他の売り手に見向きもしなくなる。買い手が他の売り手に関心を示さなければ、「売り手<買い手」の状況が生まれる。

③利便性

利便性とは、買い手の負担がもっとも少ない形で、市場のニーズに応える行動を指す。つまり、適切な場所で、適切な時に、消費者の要求を満たす何かを提示するということだ。
そうすれば、買い手は時間・お金・エネルギーをわざわざ余分に費やしてまで別の商品を探そうとはしないため、「売り手<買い手」の状況が生まれる。

④価格

価格にも、市場の不均衡、すなわち「売り手<買い手」という状況を生み出す力がある。例えば、設備投資をして他社より効率的に生産できるようになれば、値段を引き下げられる。重要なのは、他社よりも安い価格で商品を提供しつつ、利益を維持することだ。

『1日で3カ月分の顧客を集める市場独占マーケティング』ダニエル・プリーストリー より

4つの仕掛けを身近な話で

洋書が元なので少し小難しいかも・・・身近な話に置き換えてみると・・・

①イノベーション

新しい商品を作るのは大変なので、今ある商品・サービスの広告メッセージを変えるのもいいですね。ターゲットを絞ってそのターゲットだけに刺さる広告メッセージであれば、あなたの商品が選ばれます。イノベーションは新商品を作ることだけではなく、広告メッセージにイノベーションを起こしても良いのではないでしょうか?ホームページ・インスタ・フェイスブック・ブログなど、メッセージを見直してみませんか?

②人間関係

知らない人にどんどん商品・サービスを買ってもらえれば嬉しいですが、まあ現実はそんなに甘くないですよね。なので、まずは見込み客を集めます。例えば、無料商品などを配って引き換えに連絡先をもらいます。自社に一定の興味を持ってもらったからこそ無料商品と引き換えに連絡先を教えてくれたので見込み客となります。

この見込み客に向けてメルマガやSNSなどでコミュニケーションをとっていきます。そうすると、あなたと見込み客は知らない間柄から知っている人間関係になります。ザイオンス効果といって接触頻度が多い人に対して好意を抱くようになります。そうすると商品・サービスを買ってもらいやすくなります。

③利便性

お客さんはあなたの商品をどう言った時に必要と感じるでしょうか?例えば、季節に応じてて必要性が出てくるのであれば、そのタイミングでセールスをします。季節に関係のない商品だったら時事ニュースやイベントにタイミングを合わせるのもいいと思います。あなたが売りたいタイミングではなく、買い手の立場に立つとニーズに応えやすくなります。

④価格

値下げは自社製品の価値を下げるのでお勧めできません。特に小さな会社は大企業と価格競争をしても苦しくなっていくだけです。なので、値下げではなく「期間限定の値引き」をお勧めします。そうすれば、価値あるものを今買う理由ができます。値引きができない商品であれば期間限定で特典をつけると良いですね。

4つの仕掛けでお客さんが増えれば幸いです!

 

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