判断基準はステータス
『エキスパート・シークレット』ラッセル・ブランソン より
数年前、友人のペリー・ベルチャーがこのコンセプトについて説明してくれた。このコンセプトを理解した途端、あらゆる人との付き合いが変化した。
彼が言ったのは、「人があなたに近づいてくるか来ないかを決めるのはステータスだけだ」ということだ。まったくそのとおりだ。
ステータスはビジネスにおける魔法の言葉だ。誰かに機会を提供すると、その人の潜在意識はこの質問に答えを出そうと働き始めるーー「私がいま検討していることは、私のステータスを上げるだろうか、それとも下げるだろうか?」
ここでいうところのステータスとは、人があなたをどのように認識しているかではなく、あなたが自分自身をどう認識しているか、ということだ。あなたが認識しているかいないかに関わらず、人生において選択はすべて、ステータスを中心に展開してきた。
たとえば、あなたはどんな学校へ通っただろう?あなた(またはあなたの両親)は、それがあなたのステータスを上げると思ったからその学校を選んだ。
あなたはどんな人と付き合っただろう?どんな人と破局しただろう?どんな人と結婚しただろう?あなたは自分のステータスが上がると思ったから、その相手を選んだ。
あなたの子供はどんな学校へ行くだろう?あなたはどんな本を読むだろう?どんな車を運転するだろう?どんな車は運転しないだろう?
認めたくないけれど…
そもそもステータスとは、社会的地位や身分を意味す流そうです。となると、自分の社会的地位を意識して、あらゆることを選択しているってことですよね?
だから、「人生において選択はすべて、ステータスを中心に展開してきた」と言われると、なんだか自分が嫌になる感じがします・・・そんなに自分の立場が大事?って・・・
ですが、ラッセル・ブランソンは「あなたが認識しているかいないかに関わらず、」と言っているので、これも潜在意識の中で、そう生きてきたんだろうな思います。
認めたくない気持ちもありますが、確かに、そう言われると思う部分もあります。
やっぱり、人は感情に基づいて行動し、論理で正当化する生き物なんですね。