恐怖を適切に利用する
『クロージングの心理技術21』ドルー・エリック・ホイットマン
忘れてはならないのは、恐怖を適切に利用するためには、ライバルの商品では欲求は満たされないとほのめかし、その不安を簡単に避ける方法があるということ、それによって見込み客の目的を達成できるということを示すことだ。
最良の結果を得るために、消費者の味方というスタンスを取って、あなたの言葉の信頼性を最大化しよう。また、ライバルの商品を選んだ時に相手が受けるマイナスの影響を説明する際は、その状況にふさわしい詳しい描写をすることが肝要だ。
2つの欲求
欲求には2種類あって、①何かを回避したい欲求(痛みを避けたい)と、②何かを得たい欲求(快楽を求める)があります。
そして、人は①何かを回避したい欲求(痛みを避けたい)の強いといわれています。そのため、恐怖を適切に利用することによって、商品を売りやすくなります。
もちろん、嘘をついたり大袈裟に恐怖を煽ると逆効果になるので、注意が必要ですね。