From：エーライティング
ブランド存続の危機
制汗剤の中で、今や、最も有名と言っても過言ではない「シーブリーズ」。
実は2007年頃、売上は大不振に陥っていました。
「これ以上、売れない商品を作るわけにはいかない」と、ブランド存続の危機さえ迎えていたそうです・・・
このシーブリーズ、日本語に直訳すると「海風」。
もともとは、その名の通り「海でマリンスポーツをする男性が汗を拭く」ために作られたものでした。
しかし・・・
時代が進むにつれて、20〜30代の男性は、どんどん海に行かなくなってきました。（僕もまったく行きません）
当然、マリンスポーツをする人も減っていて、シーブリーズの先は真っ暗でした。
このまま事業を続けるか。
それとも、もう諦めて潰してしまうか・・・
そのギリギリのところまで議論は進み、そして、決断した。
「このシーブリーズを、立ち直らせよう！」
・・・・・その決断から数ヶ月後。
大不振だったシーブリーズは、売上がなんと8倍にV字回復！
そして今や、誰もが知る大ヒット商品に生まれ変わりました！！
「シーブリーズ」は何をしたのか？
興味深いのは、商品の中身は、ほぼ何も変わっていないということです。
普通、これだけ売上が下がっていたら、商品を改善しようと考えてもおかしくはないですよね。
でも、シーブリーズの中身を大きく変えることはなかったのです。
その代わり『売り方』を変えました。
それまで、「海でマリンスポーツをする男性が汗を拭く用に」シーブリーズを売っていましたが、そもそも海に行く人が少なくなっていたので、『売り方』を変える必要があったのです。
そこで、調査をした結果、高校生、特に女子高生が、汗を気にして、制汗剤を使っていることが分かりました。
なので、ターゲットを女子高生にガラッと変えて、
「部活後に、好きな男の子に会うために汗を拭く、恋する女子高生へ」
と、全く別の『売り方』で、シーブリーズを販売しました。
すると、みるみるうちに、シーブリーズは女子高生の間で広まり、売上は一気に8倍にまで成長したのです。
ポイントは、商品は全く変わっていないということです。
ただ「売り方」が変わって、その結果「伝わり方」が大きく変わりました。
これこそが、まさに、マーケティングの力。
マーケティングは、ビジネスの状況を一変させる力を持っています。
あなたの商品・サービスは？
こんな事例は、世の中にたくさんあります。
つまりそれだけ、本来はもっと売れる商品にもかかわらず、売り方が悪いために、売れていない商品があるということです。
もし、あなたも良い商品・良いサービスを持っているのであれば、少しだけでも良いので・・・
売り方・伝え方を変えれば、きっとあなたの商品も、「大ヒット」に変わるかもしれません・・・
ー エーライティング
といっても、どうやって、売り方・伝え方を決めれば良いの？そんなときは
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