なんで売れないんだ…
「検討します」「少し考えます」
お客さんからこう言われると、またダメか…という気持ちになりますよね。
その一方で、「なんであいつが売れるんだ?」と思うようなことありませんか?
一体、何が違うのでしょうか?
テロ行為を行ったカルト教団
この答えの1つが、カルト教団の洗脳プロセスにあるので少しご紹介しますね。
あなたは「オウム真理教」をご存知でしょうか?
日本で初めて化学兵器を使ったテロ行為を行ったカルト教団です。
あの「オウム真理教」の熱狂的な支持者には、賢く、学歴の高い人も多くいたそうです。
その他のカルト教団にも、学歴の高い人や普通のビジネスマンだった人がいます。
なぜ、学歴も高くて、優秀な人たちが、そのようなカルト教団の熱狂的な支持者になってしまうのでしょうか?
不思議ですよね?
もしかすると、いつかあなたのご家族がカルト教団に説得させられて、熱狂的な支持者へと変わってしまう日が来るかもしれません…
いったい、カルト教団はどのようにして人々を説得し、熱狂的な支持者へと変えてしまうのでしょうか?
7歳から16歳までの10年間をカルト教団で過ごし、著書『説得の心理技術』を書いた著者は、こう言います。
人を説得するうえで最も重要な感情は「好奇心」だ。
説得の心理技術 デイブ・ラクハニ
「質問と情報操作で相手を信じ込ませる」
続けてこんなスキルを紹介しています。
部分的に情報を与えて、相手に空白がある状態を作る。
情報を制限すると、相手は考え疑問を抱くようになる。
宗教団体は、これらの手口で犠牲者に襲いかかる。
最初は質問を引き出して、犠牲者に答えを与える。
安心した犠牲者は質問することをやめて、自分の知っている情報と結びつけ「私はこの宗教団体に入るべきだ」と結論づける。
例え誘導されて見つけた答えだとしても、犠牲者は、自ら発見した答えとして、それを疑おうとはしなくなる。
カルト教団は、このような”説得”のテクニックを使って多くの熱狂的な支持者(=ファン)を集めています。
あなたの営業で使うなら
もしこのテクニックをあなたの営業で使うなら、こんな感じでしょうか。
まず、見込み客にあなたの製品やサービスについて質問をさせます。
そしてあなたは、自分の製品やサービスが、他の製品よりも優れている情報を、少しずつ提示していきます。
見込み客に「もっとその商品について知りたい」という、好奇心を抱かせるのです。
好奇心を抱かせることができたら、あとは簡単です。
この商品を買うべき理由を伝えて、見込み客に判断させるのです。
お客自身に判断させることが大切です。
お客は、自分で下した判断なので、それを疑うことはしません。
あなたに「説得」させられたなんて、知る由も無いでしょう…
著書「説得の心理技術」には、今回紹介した事例のように、営業マンが明日からスグに使える人の心を操り説得するテクニックがたくさん載っています。
これらのテクニックを、あなたの営業活動に応用し「お客の抵抗を買わない」まま契約を結ぶかどうかはあなたの自由です。
ですが、使い方を間違うと、反感を買うので慎重に…
p.s.
この本の説得のテクニックは、非常に強力です。
しかし使う人によってはとても危険なテクニックなり得るので悪用せず活用することを約束してください。
